『Software Design 2020年7月号』の第1特集「一から学ぶログ分析 - 事業を成長させる分析基盤を作るには」 第2章「ログ分析基盤の構築で考えるべきこと - 多様なログを安心して使えるようにするために」を寄稿しました。
本日発売の『Software Design (ソフトウェアデザイン) 2020年7月号』【第1特集】「一から学ぶログ分析 - 事業を成長させる分析基盤を作るには」に寄稿しました。初学者向けにまとまった内容ですので、ぜひ手に取っていただけると幸いです。https://t.co/IXp40MoPJc pic.twitter.com/XydqlWDjth
— ゆずたそ (@yuzutas0) 2020年6月17日
執筆内容
初学者向けに、以下の内容を10ページでまとめました。
- なぜログ分析基盤を作るのか
- 「使われるログ分析基盤」には何が必要か
- 分析者が手軽にログを参照できるツール
- 整合性の取れたデータの受け渡しができるシステム
- データパイプラインは「利用者」に届くもの
- 進化的データモデリング
- 関係者一人一人に安心してもらうためのプロセス
- どのように「使われるログ分析基盤」を実現するのか
- データの取得元となる対象
- 分析基盤を構築するためのテクノロジー
- データを利用者に届けるまでの設計例
特集の背景
本特集の企画意図・背景については、以下のように伺っています。
Webサイトやゲームでは、日々ユーザーの操作記録(ログ)が出力され、蓄積されています。
それらのデータから「ユーザーの行動や好みを把握し、サービス改善につなげよう」という動きが広まっています。
しかし、「分析基盤を作りたいが、ログをどう活用したら良いかわからない」「せっかくログを収集・加工・可視化する分析基盤を作ったのに利用されない」といった悩みも多いようです。
そこで本特集では、ログから何が読み取れるのか、活用しやすいログとはどんなものか、効果的に分析するためにどんな基盤を作れば良いかなど、ログ分析基盤の構築ノウハウと実例を紹介します。
共同成果です
この執筆では(そして執筆のインプットとなる日々の仕事では)多くの方々にサポートをいただいています。 私1人の成果ではなく、関係者一同による共同成果であることを明記しておきます。
今回の執筆に当たって、以下の方々にご協力いただきました。
— ゆずたそ (@yuzutas0) 2020年6月17日
【レビュー】@takegue @syou6162 @nii_yan @__sotaron__ @sukukyon @cocodrips
【編集】@tyoshi99
また、紹介事例は私個人の成果ではなく、各現場の関係者のご尽力によるところが大きいです。
この場で改めて皆様にお礼を申し上げます。
心掛けたこと
プロフェッショナルとして「著名な媒体に相応しいアウトプットにすること」と「そのアウトプットを安定して提供できるプロセスにすること」を徹底しました。
スケジュール案 ・2020-04-10 Fri / 20点版α 構成案に対して既存資料の内容を当てはめる ・2020-04-17 Fri / 20点版β 専門家レビュー依頼 → 構成を入れ替える ・2020-04-24 Fri / 80点版 通して読みながら正しい日本語の文章に直す ・2020-05-01 Fri / 100点版 細部の推敲、分量や書式の調整 ・2020-05-08 Fri / バッファ → 納期必達 進め方&ツール ・金曜0時(木曜深夜)までにTwitter DMで進捗をレポート ・遅延状況に応じてZoomでリカバリー方針を相談 ・GoogleDrive(Docs + 画像ファイル) URL共有で執筆、レビュー、納品
以前 @ITでの記事連載 やインプレスR&Dでの書籍出版 の際は、私の未熟さやエゴが前面に出てしまい、納期・労力の両面で関係者にご迷惑をお掛けしました。 今回は反省を活かして改善施策を講じ、余裕を持ってアウトプットを提供できたと思っています。
おわりに
SDは私が新米時代に愛読していた雑誌の1つです。 今回このような機会をいただけたことを光栄に思っています。
過去にお世話になった企業・サービスに対して、こういった形で多少なりとも恩返しできるチャンスが増えてきました。 昔の自分に自慢できるような「カッコいい大人」に一歩ずつ近付けているのかなと嬉しく思っています。 まだまだ至らない身ではありますが、業界の皆様には今後ともご贔屓にしていただけると幸いです。
Software Design (ソフトウェアデザイン) 2020年7月号 [雑誌]
- 発売日: 2020/06/18
- メディア: Kindle版