久々に、仕事の手を止めて、色々なことを考えた1日だった。
「不機嫌で人を動かすのは、赤ん坊。ご機嫌で人を動かすのが、おとなである。」https://t.co/hGyyuvBehg
— トゥギャッター公式 (@togetter_jp) November 24, 2019
が伸びてるみたい。内容が気になるね! 作成者:@yuzutas0
前書き
あとから思うと「なんでそんなことで」と言いたくなるようなことで、ふと泣いてしまった。 泣くのなんていつぶりだろう。 良い年して何をやっているんだ、さすがに勘弁してくれよ、と思った。 前職を辞めてからの半年間、ずっと何かに焦っていて、自分で自分を追い詰めてしまっていた。
ご縁があって色々な人たちと接する機会を頂いている。 本当に、私には勿体無いくらいの、素晴らしい人たちだ。 献本をいただくなど、おこがましいくらいの厚遇を受けている。
リクルート時代の同僚で、現JapanTaxiの渡部徹太郎 @fetarodc さんから、新著『ビッグデータ分析のシステムと開発がこれ1冊でしっかりわかる教科書』を献本いただきました!
— ゆずたそ (@yuzutas0) November 11, 2019
メタデータ管理に1章が割かれているなど「それな!そこが大事なんだよ!」と頷きたくなる1冊です。https://t.co/ycqjfgSmmQ pic.twitter.com/K6uhFaliZQ
みんな誰かのために一心で戦っている。 「俺は楽しんでいるだけだから!」と言う人たちもいるけれど、確かに誰かを救っている。 私が自分のことで精一杯だったときも、ずっと彼らは戦っていた。
私がいま扱っている案件はデータ活用が多い。 だからデータ活用という切り口で考えてみた。
私は、起業家たちみたいにすごいビジネスで表現することはできないし、 クリエイターたちみたいに絵や音楽で表現することもできなくて、 そうなりたいと憧れるときもあるけれど、お粗末なワナビーでしかない。
ただ唯一、ぶきっちょな言葉にすることでしか、自分の思いを表現できない。 だから、そこはもう開き直って、言葉にしてみる。
もくじ
- 前書き
- もくじ
- レコメンド - お客様のために、一心で。
- アナリティクス - チームのために、一心で。
- パイプライン - 同志のために、一心で。
- データ活用 - 社会のために、一心で。
- 誰かのために、一心で。
- P.S.
- 追記1
- 追記2
レコメンド - お客様のために、一心で。
自分が好きなもの。 自分が大切にしたいひと。 自分がポジティブになれること。 少しでもそういったものに向き合う時間を増やしたい。
だけど、世の中には色々な出来事や情報が溢れていて、 いつの間にか見失ったり、ついどこかに追いやってしまう。 心のノイズを減らせたらどれだけ幸せに生きられるだろう。
レコメンドですべてを解決できるわけではないけど、 お客様にとって、少しでもプラスの何かと向き合う時間が増えるなら、それは素敵なことだと思う。 レコメンドに関わる人たちは、お客様のために一心で戦っている。
アナリティクス - チームのために、一心で。
企業や事業というのは、高い目標のために、いつでもプレッシャーにさらされている。 やらなくても良いはずの施策や、効果が期待できない施策に、つい気を取られてしまう。 既存顧客の離脱が問題なのに、新規流入を増やそうとして、疲弊したりする。
データを見ればすぐに分かるようなことでも、全力疾走していると、なかなか気付けない。 同じ信念のもとに集まっているはずなのに、チームが振り回されてしまって、みんなが辛い思いをする。
データ分析で衝撃の事実が明らかになることは少ないけれど、 チームメンバーが、余計なノイズに振り回されず、 自信を持って同じ方向を向けるなら、それは素敵なことだと思う。 アナリティクスに関わる人たちは、チームのために一心で戦っている。
パイプライン - 同志のために、一心で。
データを使うには、データを用意する必要がある。 基盤エンジニアがパイプラインを整備している。 データ関連の業務を色々とやってきたからこそ思うが、この仕事が最も疲弊する。
システムは動いて当たり前。 トラブルが起きたらイヤな顔をされる。 どんなにがんばっても、感謝も評価も称賛も表彰もされない。 いつまでたっても日陰者。 その横で機械学習やデータ分析がスポットライトを浴びている。 比べてはいけないと頭で分かっていても、嫉妬心が芽生えることもある。
同じような仕事をしているエンジニアが、少しでもラクになるようにと、 業務で得た知見を公開してくれる先輩たちがたくさんいる。 社外に発信するには、大変なことも多々あったはずだ。 基盤システムに関わる人たちは、同志のために一心で戦っている。
データ活用 - 社会のために、一心で。
データ活用が価値を創出する時代。 IT・インターネットは、広告や検索、つまりはデータ活用と共に発展してきたように思う。 昔ながらの日本企業もデジタルトランスフォーメーションを避けては通れない。 上手くチャンスを活かして台頭したベンチャー企業も多々ある。
かつてトヨタが機織機から自動車に変わったように、 かつて任天堂が花札からテレビゲームに変わったように、 かつてリクルートが紙からネットに変わったように、 時代と共に進化することで企業は生き残り、経済が発展してきた。 データ活用もまた、そういったパラダイムシフトのひとつになりうると思う。
経済とは経世済民。 少しでも良い世界にしようと頑張ること。 Economicsとはοικονομία(家政術)。 家族のために家庭を切り盛りする技術。 データ活用に関わる全ての人たちは、より良い社会のために一心で戦っている。
誰かのために、一心で。
自分が担当する仕事、一緒にいる人たち、その先にある世界を、もっと大切にしたい。 つい雑なコードを書いたり、つい冷たい言葉でレスをしてしまう。 色々な人たちにちょっとずつ迷惑を掛けて、色々な人たちを少しずつ傷付けている。
普段から誰かに優しくできないやつは、いざって時に誰にも優しくできない。 自分自身にさえ、優しくできない。
私は企画屋でありたい。 関わる人たちが、側にいてくれる人たちが、世界の向こうの誰かが、自分自身が、幸せになれるような、 本当の意味で最高の企てを画(えが)きたい。 世界中を自由に旅して皆を笑顔にする、大道芸人のような生き方をしたい。
自分1人のちっぽけな利益や欲望に執着しても、破滅が待っているだけだと思う。 いざって時には、大切な何かと向き合うときには、自分の都合を優先しようだなんて思えるわけがない。
データ活用という分野に出会ったのは偶然だ。 3年後には違うことをやっているかもしれない。 だけど、出会ったことは、嘘ではない。 最初の仕事は、辛かったけど、楽しかった。
縁があったならちゃんと向き合いたい。 頼ってくれる人がいるなら踏ん張りたい。 少しでも良いなと思ったら惚れ込みたい。
自由な心の持ち主でありたい。 いっときの感情ではなくて、本心に従いたい。 心のままに進みたい。 データ活用に祈りを込めて、仕事を楽しみたい。 自分じゃない、誰かのために、一心で。
P.S.
このエントリーは『キングダムハーツ』と『HUNTER x HUNTER』と『ブルーピリオド』の影響を受けている。 好きな何かに影響を受けながら、自分の生き方を形作るのは、素敵なこと……だよね?
- 作者:
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2019/01/25
- メディア: Video Game
追記1
データパイプラインについて、やたら悲観的に書いてしまった気がします。
「俺たちは誇りを持って仕事をしているんだよ、この野郎!」ということで、 ありがたいことに、最高にポジティブなツッコミをいただきました。
> どんなにがんばっても、感謝も評価も称賛も表彰もされない。 いつまでたっても日陰者。
— 魚パン@データエンジニア (@sakanapan_) November 25, 2019
そんなデータエンジニアも、年単位であってないお客様にたまたま出会って、「あのデータは使いやすいですね」って言われたこともある。その時は頑張ってよかったと思うと同時に、心の中でガッツポーズした。 https://t.co/UCsHulcgSx
また「お前が面白いって言ったんじゃねぇか、この野郎!」とツッコミいただきました。 そうだよ。面白いんだよ。特に自分がオーナーシップを持って設計するときは最高だね。
追記2
黒歴史になりそうだったので一度は非公開にしたのですが、 そもそも人生とは黒歴史を積み重ねるものではないか?と思い直して、再度パブリッシュしました。 やっていきましょう。